SCOA-Bは性格検査!例題や試験時間などを徹底解説!

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SCOAにはSCOA-AやSCOA-iなど様々な種類がありますが、その中でもSCOA-Bは性格検査です。

※「SCOA総合適性検査とは?対策方法や例題・試験の種類などを完全解説!」もぜひ参考にしてください。

後ほど詳しく解説しますが、性格検査は受検者の性格の特徴や思考の傾向を測定する試験です。

本記事ではSCOAの受検回数=100回超・日本トップクラスにSCOAを熟知している私ナオトが、SCOA-B(性格検査)の例題や試験時間などを徹底解説していきます。

SCOAを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

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SCOA-Bは性格検査!3つの側面とは?

冒頭でも解説した通り、SCOA-Bは性格検査です。

SCOA-B(性格検査)では受検者の適性を

  • 気質(生まれつき備わっている性格)
  • 性格特徴(日常生活の中で、一貫して表れる行動の傾向)
  • 意欲・態度(仕事をする際に、意欲的になることができるもの)

の3側面から測定し、評価します。

それぞれの詳細について解説します。

気質

精神科医のエルンスト・クレッチマーは「気質」を

  • 循環性気質
  • 分離性気質
  • 粘着性気質

の3つに分類しました。そして、これら3つのタイプはさらに以下2つのタイプに分けることが可能です。

循環性気質

基本的特徴=社交的であり、人と接することが好きである。

  1. 高揚タイプ=気分が高揚しているときは、陽気で活発である。人間関係において、潤滑油的な役割を果たす。
  2. 執着タイプ=完璧主義者であり、努力家である。義理堅く、人から頼まれたことは確実に遂行する。

分離性気質

基本的特徴=非社交的で、おとなしく、真面目である。変わり者と思われることが多い。

  1. 敏感タイプ=真面目で、繊細で、人に干渉されることなく仕事をすることを好む。
  2. 独自タイプ=負けず嫌いで、新しいことに挑戦したがる。やる気があり、行動も大胆なときがある。

粘着性気質

基本的特徴=几帳面で、変化を好まず、融通がきかない。約束事は必ず守る。

  1. 緩慢タイプ=何事も堅実で、慎重で、着実にこなす。マイペースで信頼感が持てる。
  2. 率直タイプ=発言が率直・ストレートであり、周囲から注目される。目立ちたがり屋のところがあり、地味ではない。

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性格特徴

SCOA-B(性格検査)では、性格特徴を

  • 向性(対人接触への関心)
  • 情緒安定性(感情のコントロール)
  • 理知性(ものの見方、考え方)
  • 活動性(ものごとへの対処の速さ)
  • 慎重性(ものごとへの対処の方法)

の5つに分けて測定し、評価します。

測定は50を中心点とし、それよりも数値がどの程度小さいか・大きいかでそれぞれの性格特徴を明確化します。

意欲・態度

意欲・態度については

  • リーダーシップ
  • チームワーク
  • 計画的に行動する
  • 物事を成し遂げる
  • 柔軟に思考する

の5つに分けて測定し、評価します。

これについても先ほどご紹介した「性格特徴」と同様に数値化し、評価を明確化します。

SCOA-B(性格検査)の回答方法

SCOA-B(性格検査)は検査1と検査2の2つに分かれています。

それぞれの問題数と測定領域は以下の通りです。

質問数測定領域
検査160問意欲
検査2180問気質、性格特徴

検査1の終了後はすぐに検査2に進むことになっており、標準回答時間は合計で約35分となっています。

ここからは、検査1と検査2のそれぞれの詳細について解説します。

検査1

検査1では「組になっているAとBの文」を比較し、自分にあてはまるものまたは自分が優先させるものを選択し、回答します。

例題は以下です。

※「SCOA練習問題・例題124問無料!問題数日本一!言語・英語など全科目対応!」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題】

AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選んでください。

A:問題を解決するにあたり、状況に応じた柔軟な対応ができる。

B:人間関係が円滑にいくよう、常に気を配っている。

検査1では、Aを選択したら「良い」、Bを選択したら「悪い」というものではありません。

あくまでも、AとBのうちどちらが自分によりあてはまるか、あるいはどちらを自分は優先させるかということです。

例えば、上記の例題の場合、Aを選択すると「柔軟性が高い」、Bを選択すると「チームワークが高い」と評価されることになります。

これを逆にいえば、Aを選択すると「チームワークが低い」、Bを選択すると「柔軟性が低い」と評価されることになります。

つまり、一方の尺度が高くなると、もう一方の尺度が低くなるというものです。

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検査2

検査2では1問ごとに短文が書いています。

回答方法は、短文で書いてあることが自分にあてはまると思う場合にはY(YES)にマークし、自分にあてはまらないと思う場合にはN(NO)にマークします。

なお、原則としてY(YES)かN(NO)で回答することになっていますが、どうしても決められない場合は「?」にマークしても良いことになっています。

検査2の例題は以下です。

【例題】

それぞれの文を読んで、自分にあてはまるときは「YES」を、自分にあてはまらないときは「NO」を選んでください。

できるだけ「YES」か「NO」を選ぶようにしてください。どうしても決められないときは「?」(「どちらともいえない」という意味)を選んでください。

(1)初めての人とすぐ親しくなれる(YES/NO/?)

(2)おせっかいなことをするほうである(YES/NO/?)

(3)先輩から命令されると、逆らいたくなる(YES/NO/?)

(4)今までに他人の悪口を言ったことはない(YES/NO/?)

SCOA-Bに限らずですが、適性検査(WEBテスト)の性格検査は特に事前の対策は不要です。

※SCOAとWEBテストの違いについては「SCOAとWEBテストの違いは?基礎能力検査とは?監視はある?」をご覧ください。

性格検査では与えられた質問に直感にしたがって回答すれば問題ありません。

検査1も検査2も自分に嘘をつかず、正直に回答することを心がけると良いでしょう。

SCOA-B(性格検査)の注意点

SCOAの結果はSCOAを開発・企業に販売しているNOMA総研から企業に「診断表」として渡されます。

※「SCOAの結果はいつわかる?使い回しはできないので要注意!」もぜひ合わせてご覧ください。

この診断表には言語や数理などの「基礎能力検査」の点数だけでなく、「意欲」で5つの尺度、「性格特徴」で5つの尺度、「気質」で6つのタイプが表示されています。

※「SCOAの言語を完全解説!問題例・対策方法は?」もぜひ合わせてご覧ください。

また、これらの他に「組織適応性」の高低、「パーソナリティ検査への回答態度」が表示されています。

それぞれの詳細と注意点は以下となります。

組織適応性

組織適応性はその人が会社という組織に馴染むことができるかどうかというもので、検査2の短文によりチェックされます。

以下の質問については、いずれもN(NO)と回答した方が良いです。

(1)誰とも口をきかないことがよくある

(2)ときどき頭痛がする

(3)ときどきめまいがする

Y(YES)と回答すると、組織適応性が欠如していると評価されてしまいます。

したがって、数多くの短文の中で、組織適応性をチェックするものと考えられる場合はN(NO)と回答するように注意しましょう。

回答態度

回答態度には「虚偽尺度」と「信頼性」の2つがあります。

「虚偽尺度」とは、自分を良く見せるため、嘘の回答をしているかどうかを調べるものです。

これも検査2の以下のような短文によりチェックされます。

(1)今までに嘘をついたことはない

(2)他人の悪口を言ったことがある

(1)の場合は「N(NO)」、(2)の場合は「Y(YES)」と回答しないと、虚偽尺度に引っかかることになります。

「信頼性」に疑問がもたれることになるのは、検査2において「?」にマークを数箇所つけた場合です。

したがって、できるだけ「?」にマークをしないようにご注意ください。

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今回はSCOA-B(性格検査)について解説していきました。

繰り返しにはなりますが、性格検査はあまり深く考えすぎず、自分の直感にしたがって回答するようにしましょう。

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