本記事のタイトルの通り、枚方市はSCOAの受検が必須となっています。
後ほど詳しく解説しますが、SCOAは難易度が高い適性検査なので、事前の対策は必須です。
※「SCOA総合適性検査とは?対策方法や例題・試験の種類などを完全解説!」もぜひ参考にしてください。
今回はSCOAを今までに100回以上も受検してきたSCOAマスターの私ナオトが、枚方市のSCOAの出題科目や試験時間・受検方式について徹底解説していきます。
枚方市志望の受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までお読みください。
ちなみにですが、SCOAにはたった3時間の勉強でSCOAが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で枚方市の内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSCOA受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
枚方市はSCOAの受検が必須!出題科目・試験時間は?
冒頭でも解説した通り、枚方市ではSCOAが出題されます。
令和2年度の枚方市職員採用試験のお知らせページには以下の記載があります。
8月中旬~:二次試験(適性検査SCOA)
※職種により一部異なります。
また、梅田駅前・京都駅前・神戸・難波のLEC各本校から、公務員試験に関する様々な情報を発信している「LEC関西 公務員受験生応援ブログ」というサイトでも以下の記載があります。
2021年でSCOAが実施されている自治体としては、枚方市、和泉市、東大阪市、大東市、芦屋市、川西市、加古川市などがあります。
なので、枚方市ではSCOAが出題されると思って問題ないでしょう。
※枚方市だけでなく、近年は様々な自治体や市役所のSCOA導入が増えています。詳しくは「SCOAは市役所・自治体の導入多数!その理由や他に出題されるテストは?」をご覧ください。
SCOAにはSCOA-AやSCOA-Fなど様々な種類がありますが、SCOAを導入している市役所や自治体のほとんどはSCOA-Aを導入しています。
※SCOAの種類について詳しく知りたい人は「SCOAは何問?100分で120問?SCOAの種類ごとに解説!」をご覧ください。
なので、枚方市で出題されるSCOAの種類もほぼ間違いなくSCOA-Aだと推測されます。
SCOA-Aは受検者の学力を測定する試験で、言語・数理・論理・英語・常識の5科目が出題されます。
試験時間は一括60分で、問題数は全部で120問です。
SCOA-Aの例題は以下の通りです(本記事では言語・論理・英語の例題をご紹介します)
※SCOA-Aの詳細は「SCOA-Aとは?対策方法と例題を科目別にすべて解説!」をご覧ください。
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【例題(言語)】
以下の言葉の意味として、正しいものを選びなさい。
相克
- 困った人を手助けすること
- 互いに相手に勝とうと争うこと
- 自分の感情や欲望に打ち勝つこと
- 互いに顔を知っていること
- 譲り合って争いを避けること
【解答&解説】
正解は2・・・(答)です。「相克」は「そうこく」と読み、「両者が互いに勝とうとして相争うこと」です。
※「SCOAの言語を完全解説!問題例・対策方法は?」もぜひ参考にしてください。
【例題(論理)】
Q、R、Sの3人のうち、2人は正直者だが、1人は嘘つきだ。Qが「Sは嘘つきだ」と言った場合、確実にいえるのは以下のどれか。
- 少なくともSは正直者
- 正直者はSとR
- 嘘つきはQ
- 少なくともRは正直者
- 正直者はQとR
【解答&解説】
Qが正直者の場合と、嘘つきの場合に分けて、誰が正直者で誰が嘘つきとなるかを考えます。
- Qが正直者の場合=Qが言ったことは正しいので、「Sは嘘つき」となります。嘘つきは1人なので、「Rは正直者」となります。
- Qが嘘つきの場合=Qが言ったことは嘘なので、「Sは正直者」となります。嘘つきは1人なので、「Rは正直者」となります。
どちらの場合においてもRは正直者なので、正解は4・・・(答)となります。
【例題(英語)】
以下の単語の意味として、適切なものを選びなさい。
persist
- quit
- punish
- continue
- vanish
- seize
【解答&解説】
正解は3・・・(答)です。「persist」は「持続する、固執する」という意味です。
各選択肢の意味は以下の通りです。
- やめる
- 罰する
- 続ける、持続する
- 消える
- つかむ、握る
※「SCOAの英語を完全解説!単語レベルや例題・対策方法は?」もぜひ合わせてご覧ください。
枚方市のSCOAの受検方式は?
SCOAには以下4つの受検方式が用意されています。
- マークシート(筆記試験)
- 自宅受検型WEBテスト
- テストセンター
- SCOA cross
枚方市に限らずですが、ほとんどの市役所・自治体のSCOAの受検方式はマークシート(筆記試験)となります。
ちなみにですが、SCOAでは電卓の使用は禁止されていますのでご注意ください。
※詳しくは「SCOAで電卓・メモ用紙は使える?電卓は使えませんがメモ用紙はOKです!」をご覧ください。
また、SCOAに限らずですが、マークシート(筆記試験)型の試験ではボールペンの使用が認められていませんのでご注意ください。
必ず鉛筆またはシャーペンを使って問題を解くようにしましょう。
SCOAのマークシート(筆記試験)については「SCOAはマークシート・筆記試験?PCから受検するWEBテスト形式もあります!」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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枚方市のSCOAのボーダーや倍率は?
枚方市だけでなく、多くの市役所・自治体はSCOAのボーダーを7割程度に設定しています。
※詳しくは「SCOAの平均点数とボーダーは?正答率いくつから高得点?徹底解説!」をご覧ください。
SCOAで7割以上の点数を取るには早い段階からSCOAの勉強・対策をしておく必要があります。
特にSCOA-Aでは以下のような知識問題(=知らないと解けない問題)が数多く出題されます。
【例題(常識)】
1914年に完成した、太平洋と大西洋を結ぶ運河は以下のどれか。
- キール運河
- エリー運河
- パナマ運河
- スエズ運河
- コリントス運河
【解答&解説】
正解は3・・・(答)です。キール運河は北海とバルト海を結ぶ運河で、北海=バルト海運河ともいいます。
スエズ運河は地中海と紅海を結ぶ運河です。
※「SCOAで常識問題・時事問題は出るので対策必須!例題や対策方法を解説」もぜひ参考にしてください。
知識問題の対策は短期間でできるものではありません。
SCOAの勉強方法については「SCOAの勉強方法!合格のポイント3つと3時間の勉強で突破する方法」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、令和5年度の枚方市の受験者数や倍率などは以下の通りです。
※倍率は申込者数÷最終合格者数で計算しています。
職種 | 採用予定人数 | 申込者数 | 一次受検者数 | 最終合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|---|
事務員 | 44人程度 | 795人 | 705人 | 48人 | 16.6倍 |
技術職(土木職) | 9人程度 | 29人 | 25人 | 9人 | 3.2倍 |
技術職(建築・機械・化学職) | 6人程度 | 25人 | 23人 | 6人 | 4.2倍 |
保育士 | 2人程度 | 29人 | 26人 | 2人 | 14.5倍 |
幼稚園教諭 | 3人程度 | 31人 | 29人 | 3人 | 10.3倍 |
行政的保健師 | 6人程度 | 51人 | 49人 | 9人 | 5.7倍 |
臨床心理士 | 2人程度 | 14人 | 14人 | 2人 | 7.0倍 |
管理栄養士 | 1人程度 | 30人 | 26人 | 1人 | 30.0倍 |
行政的獣医師・行政的薬剤師 | 1人程度 | 13人 | 12人 | 1人 | 13.0倍 |
調理師 | 2人程度 | 20人 | 17人 | 3人 | 6.7倍 |
合計 | 76人程度 | 1,037人 | 926人 | 84人 | 12.3倍 |
上記の表を見てわかる通り、どの職種も高倍率なので、枚方市を志望している人は面接だけでなくSCOAの対策も入念に行いましょう。
今回は枚方市とSCOAの関係について解説しました。
SCOAは難易度の高い適性検査なので、必ず早い段階から対策を行いましょう。