WEBテスト(適性検査)の一種であるSCOAを受検予定の人はSCOAでは何問の問題が出題されるのか・試験時間は何分なのか気になっている人も多いでしょう。
※SCOAとWEBテストの違いについては「SCOAとWEBテストの違いは?基礎能力検査とは?監視はある?」をご覧ください。
SCOAは100分で120問の問題が出題されるという噂もありますが、厳密には間違っているのでご注意ください(後ほど詳しく解説します)
今回はSCOAの受検回数=100回超・日本一SCOAに詳しい私ナオトが、SCOAは何分なのか・100分で120問なのかなどについてSCOAの種類ごとに解説していきます。
ちなみにですが、SCOAにはたった3時間の勉強でSCOAが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSCOA受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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SCOAは何問?100分で120問?
まず前提として、SCOAには
- SCOA-A
- SCOA-F
- SCOA-C
- SCOA-i
- SCOA-B
の4種類があります。
そして、出題される科目数によって上記4つはさらに
- SCOA-A(3尺度)
- SCOA-A(5尺度)
- SCOA-F(3尺度)
- SCOA-F(4尺度)
- SCOA-C
- SCOA-i
- SCOA-B
の7つに分けることができます。
※SCOAでは科目数を「尺度」で表します。例えば、出題される科目数が3科目の場合は3尺度となります。
上記7つそれぞれの出題科目と試験時間は以下の通りです。
種類 | 科目 | 試験時間 |
---|---|---|
SCOA-A(3尺度) | 言語、数理、論理 | 一括45分 |
SCOA-A(5尺度) | 言語、数理、論理、英語、常識 | 一括60分 |
SCOA-F(3尺度) | 言語、数理、論理 | 言語=20分、数理=15分、論理=15分 |
SCOA-F(4尺度) | 言語、数理、論理、英語 | 言語=20分、数理=15分、論理=15分、英語=15分 |
SCOA-C | 照合、分類、言語、計算、読図、記憶 | 各科目4分 |
SCOA-i | 言語、数・論理、空間、知覚の正確さ | 一括20分 |
SCOA-B | 性格検査 | 約35分 |
多くの企業はSCOA-A(5尺度)+SCOA-Bの組み合わせを導入しています。
※「SCOA採用企業一覧83選+自治体79選まとめ!あなたが興味ある企業はある?」もぜひ参考にしてください。
その場合、トータルの試験時間=60分+約35分=約95分となります。
SCOA-A(5尺度)は試験時間=60分に対して、出題される問題数は120問です。
SCOA-Bは試験時間=約35分に対して、出題される問題数は240問です。
つまり、「SCOAは試験時間=100分・問題数=120問」という噂は間違いであることがわかります。
正しくは試験時間=約95分・問題数=120+240=360[問]となります。
SCOA-A(5尺度)の120問の内訳は以下の通りです。
※「SCOA-Aとは?対策方法と例題を科目別にすべて解説!」もぜひ参考にしてください。
科目 | 問題数 | 出題内容 |
---|---|---|
言語 | 20問 | 熟語、慣用句、故事成語、長文読解など |
数理 | 25問 | 四則計算、方程式、不等式、数列、数的推理 |
論理 | 25問 | サイコロ、推論、判断推理 |
英語 | 30問 | 単語の意味、空欄補充など |
常識 | 社会=10問、理科=10問 | 社会=地理、歴史、公民、理科=化学、物理、生物、地学 |
ここからは、SCOA-Bを含む各科目の例題をご紹介していきます。
※「SCOA練習問題・例題124問無料!問題数日本一!言語・英語など全科目対応!」もぜひ合わせてご覧ください。
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言語
言語=国語と認識していただければ問題ありません。
【熟語の例題】
以下の言葉の意味として、正しいものを選びなさい。
温厚篤実
- 名声よりも、実質的な利益を得ようとすること
- 他人の好意に付け込むこと
- 愚かしく見えるほど、真面目にものごとに取り組む態度
- 人柄がおだやかで、情にあついこと
- 金品などを気前よく人に施すこと
【解答&解説】
正解は4・・・(答)です。
温厚篤実は「おんこうとくじつ」と読みます。
※「SCOAの言語を完全解説!問題例・対策方法は?」もぜひ合わせてご覧ください。
数理
数理=数学と認識していただければ問題ありません。
【方程式の例題】
以下の式を解きなさい。
7(4x-3)-31=4(6x-7)
- x=28
- x=-6
- x=4
- x=6
- x=-4
【解答&解説】
7(4x-3)-31=4(6x-7)
⇔ 28x-21-31=24x-28
⇔ 4x=24
より、x=24÷4=6・・・(答)となります。
論理
論理は論理的な思考力や推理力、空間把握の能力が試される科目です。
※空間把握の詳細は「SCOAの空間把握とは?例題で解き方をわかりやすく解説」をご覧ください。
【推論の例題】
以下2つの条件を前提としたときに、結論ア〜オの中で、明らかに誤り、あるいは与えられた前提だけでは断定できないものを選び、その組み合わせを番号で答えなさい。
- AさんはBさんより年上だ
- CさんはBさんより年下だ
ア:CさんはAさんより年下だ
イ:Bさんは最も年下だ
ウ:BさんはAさんより年下だ
エ:Aさんは最も年上だ
オ:CさんはAさんより年上だ
- ア、イ
- イ、ウ
- イ、オ
- ウ、エ
- エ、オ
【解答&解説】
前提を不等号で表すと
- A>B
- C<B
になるので、A>B>Cとなります。
イ=最も年下なのはCさんなので、明らかに誤りです。
オ=CさんはAさんより年下なので、こちらも明らかに誤りです。
よって、正解は3・・・(答)です。
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英語
英語は英単語、空欄補充、発音など幅広い分野から問題が出題されます。
※「SCOAの英語を完全解説!単語レベルや例題・対策方法は?」もぜひ合わせてご覧ください。
【単語の意味の例題】
以下の単語の意味として適切なものを選びなさい。
barrier
- get rid of
- hurdle
- spoil
- turnover
- tablet
【解答&解説】
正解は2・・・(答)です。
「barrier」は「柵、障害」という意味です。選択肢2の「hurdle」は「障害物」という意味です。
その他の選択肢の意味は以下の通りです。
- get rid of=免れる、取り除く
- spoil=ダメにする、略奪品
- turnover=転覆、転倒
- tablet=銘板、錠剤
常識
常識では小学校〜高校で学習した社会・理科に関する問題が出題されます。
※「SCOAで常識問題・時事問題は出るので対策必須!例題や対策方法を解説」もぜひ合わせてご覧ください。
【社会の例題】
アメリカ合衆国の中央部を流れ、多くの支流を持つ、北アメリカ大陸最大の川は次のうちどれか。
- ミシシッピ川
- ナイル川
- ハドソン川
- アマゾン川
- アムール川
【解答&解説】
正解は1・・・(答)です。ミシシッピ川の画像は以下です。
【理科の例題】
次のうち、上昇気流が起きないのはどれか。
- 低気圧の中心付近
- 山頂から山頂へと風が吹き抜ける
- 風が高い山にぶつかる
- 真夏の強い日射によって地面が熱せられる
- 暖かい空気が冷たい空気の上にはい上がる
【解答&解説】
正解は2・・・(答)です。
風が山の斜面を昇るのであれば上昇気流が起きますが、山頂から山頂に吹き抜けるときには上昇気流は起きません。
他の選択肢ではいずれも上昇気流が起きます。
※「SCOAの理科・社会・化学・地理の対策方法を例題でわかりやすく解説!」もぜひ合わせてご覧ください。
SCOA-B(性格検査)
SCOA-B(性格検査)は受検者の性格や気質の特徴を測定する試験です。
※「SCOA-Bは性格検査!例題や試験時間などを徹底解説!」もぜひ合わせてご覧ください。
【例題】
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選んでください。
A:まず計画を立て、計画に従って行動する。
B:自分の役割は何があってもやり通す。
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今回はSCOAは何問なのか・100分で120問なのかについて解説していきました。
SCOAは数多くあるWEBテスト(適性検査)の中でも試験時間がかなり長いほうなので、集中力を切らさないようにしましょう。