適性検査の1つであるSCOAは中途採用の選考フローでも導入されているケースがあります。
※「SCOA総合適性検査とは?対策方法や例題・試験の種類などを完全解説!」もぜひ参考にしてください。
後ほど詳しく解説しますが、SCOAは試験範囲が広いので事前の勉強・対策が必須です。
今回はSCOAの受検回数=100回超・日本一SCOAを熟知している私ナオトが、SCOAと中途採用の関係について徹底解説していきます。
転職活動中の社会人はぜひ最後までお読みください。
ちなみにですが、SCOAにはたった3時間の勉強でSCOAが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で中途採用の内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSCOA受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
SCOA(中途採用)ではどんな問題が出る?
まず前提として、SCOAにはSCOA-AやSCOA-Fなど様々な種類があります。
※SCOAの種類について詳しく知りたい人は「SCOAは何問?100分で120問?SCOAの種類ごとに解説!」をご覧ください。
その中でも、中途採用でSCOAを選考フローに導入している企業の多くはSCOA-Aを採用しています。
SCOA-Aは受検者の学力を測定する試験で、言語・数理・論理・英語・常識の5科目が出題されます。
試験時間は一括60分で、問題数は全部で120問です。
※SCOA-Aについて詳しく知りたい人は「SCOA-Aとは?対策方法と例題を科目別にすべて解説!」をご覧ください。
SCOA-Aの各科目の例題は以下の通りです。
【言語の例題】
「おざなり」の意味として正しいものを1〜5の中から選びなさい。
- わざとらしい
- 手入れを怠って放っておく
- その場しのぎの間に合わせ
- 自分に都合よく進める
- 不真面目な態度をとる
【解答&解説】
正解は3・・・(答)です。「おざなり」の意味は「その場逃れにいい加減な言動をすること」です。
「御座成り」とも書きます。
※「SCOAの言語を完全解説!問題例・対策方法は?」もぜひ参考にしてください。
【数理の例題】
3x+y=9を満たす正の整数x、yの組は何組あるか。
- 1組
- 2組
- 3組
- 4組
- 5組
【解答&解説】
xもyも正の整数(1より大きい整数)なので、x=1から順に式が成り立つものを列挙すればよいです。
x | 1 | 2 | 3 |
y | 6 | 3 | 0 |
3x+y=9 | 3×1+6=9 | 3×2+3=9 | 3×3+0=9 |
x=3のとき、y=0となる(正の整数ではない)ので不適です。
よって、正解は2・・・(答)です。
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【論理の例題】
提示された条件を前提として、推論ア〜オの中で、明らかに誤りであるものか、あるいは与えられた前提だけからでは、はっきりと断定できないものを選び、記号で答えなさい。
<条件>
・B市はA市より広い
・D市はB市より広い
・B市はC市より狭い
ア:D市はC市より広い
イ:A市はC市より狭い
ウ:B市は3番目に広い
エ:A市は最も狭い
オ:D市はA市より広い
【解答&解説】
与えられた条件を整理すると、以下のようになります。
- B>A
- D>B
- B<C
つまり、C・D>B>Aが成り立つことがわかります。
CとDについては、どちらが広いか断定することはできません。
したがって、正解はア・・・(答)となります。
※「SCOAの推論とは?解き方のポイントを例題でわかりやすく解説」もぜひ合わせてご覧ください。
【英語の例題】
次の英単語の意味に最も近いものを1つ選びなさい。
remove
- put away
- bring about
- turn out
- take off
- look forward to
【解答&解説】
正解は4・・・(答)です。「remove」は「〜を脱ぐ、〜を解任する」という意味です。
選択肢1〜5の意味は以下です。
- 〜を片付ける
- 引き起こす
- 〜をひっくり返す
- 〜を脱ぐ
- 〜を楽しみに待つ
※「SCOAの英語を完全解説!単語レベルや例題・対策方法は?」もぜひ参考にしてください。
【常識の例題】
次のうち、川にちなむ国名はどれか。
- インド
- イラク
- レバノン
- フィンランド
- オーストラリア
【解答&解説】
正解は1・・・(答)です。インドは「インダス川」にちなみます。
イラクは「低地」という意味です。レバノンは「レバノン山脈」にちなみます。フィンランドは「フィン人」が大部分を占めます。オーストラリアは「南の地」という意味です。
※「SCOAで常識問題・時事問題は出るので対策必須!例題や対策方法を解説」もぜひ合わせてご覧ください。
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SCOAを中途採用で導入する企業の傾向
上記の例題をご覧いただくとわかる通り、SCOA-Aでは多くの知識問題が出題されるので、一朝一夕で対策できるものではありません。
※SCOAの具体的な対策方法については「SCOAの勉強方法!合格のポイント3つと3時間の勉強で突破する方法」をご覧ください。
なので、SCOA(SCOA-A)を中途採用で導入する企業は受検者の学力をある程度重要視する傾向にあります。
ちなみにですが、SCOA以外で難しいと言われている適性検査としてはTG-WEBがあります。
TG-WEBもSCOAと同様に一朝一夕で対策できる適性検査ではないので、受検者の学力をある程度重要視する企業が導入する傾向にあります。
※TG-WEBについて詳しく知りたい人は「TG-WEBのすべてがわかるサイト」をご覧ください。
SCOAを導入している有名企業の例としては以下があげられます。
- ルミネ
- 三菱電機
- 西日本鉄道
- 沖縄銀行
- ヤクルト
- 大正製薬
- 住友化学
- 高知銀行
- 日本気象協会
「SCOA採用企業一覧83選+自治体79選まとめ!あなたが興味ある企業はある?」という記事もご用意しているので、気になる人はぜひ参考にしてください。
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今回はSCOAと中途採用の関係について解説しました。
中学・高校を卒業してかなりの年月が経過している社会人のほとんどは英単語や理科・社会の知識を忘れていると思うので、SCOAを受検する場合はできるだけ早めに対策しておきましょう。