SCOAの理科・社会・化学・地理の対策方法を例題でわかりやすく解説!

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WEBテスト(適性検査)の一種であるSCOAでは理科・社会が出題される可能性があります。

※SCOAとWEBテストの違いについては「SCOAとWEBテストの違いは?基礎能力検査とは?監視はある?」をご覧ください。

理科では物理・化学・生物・地学から、社会では地理、歴史、公民から幅広く問題が出題されます。

理科・社会は内容を忘れてしまっている就活生・社会人も多いので事前の対策は必須です。

今回はSCOAの受検回数=100回以上・日本で1番SCOAに詳しい私ナオトが、SCOAの理科・社会の対策方法について例題を使いながらわかりやすく解説していきます。

SCOAを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、SCOAにはたった3時間の勉強でSCOAが通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上ものSCOA受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

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SCOAの理科・社会の試験時間・問題数は?

SCOAの理科・社会の問題数は以下の通りです。

  • 理科:10問
  • 社会:10問

SCOAにはSCOA-AやSCOA-Fなど様々な種類があり、理科と社会は「常識」という科目でまとめて出題されます。

「常識」が出題されるのはSCOA-A(5尺度)で、用意されている科目は言語・数理・論理・英語・常識の5科目です。

※「SCOAで常識問題・時事問題は出るので対策必須!例題や対策方法を解説」もぜひ合わせてご覧ください。

試験時間は一括で60分となっています。

なので、理科・社会それぞれでの試験時間は設定されていません。

※詳しくは「SCOAは何問?100分で120問?SCOAの種類ごとに解説!」をご覧ください。

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SCOAの理科の対策方法は?例題で解説

冒頭でも解説した通り、SCOAの理科では物理・化学・生物・地学から幅広く問題が出題されます。

中学・高校で学習した理科の内容は忘れている人が多いかと思いますので、対策方法としてはSCOAの問題集を購入して知識や公式の暗記・問題演習を積むしかありません。

※「SCOAの難易度は高卒レベル?難しい?例題で解説します」もぜひ合わせてご覧ください。

それぞれの科目(物理・化学・生物・地学)について詳しく解説していきます。

物理

物理では力学と電気が頻出なので、その2つを重点的に対策してください。

それぞの例題は以下です。

※「SCOA練習問題・例題124問無料!問題数日本一!言語・英語など全科目対応!」もぜひ合わせてご覧ください。

【力学の例題1】

質量が100gの物体にはたらく重力の大きさはおよそいくらか。

  1. 0.1N
  2. 0.5N
  3. 1N
  4. 5N
  5. 10N

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。力の大きさの単位はN(ニュートン)です。これは必ず覚えておきましょう。

【力学の例題2】

0.3Nの力を加えたところ6cm伸びるばねがある。このばねに0.5Nの力を加えたときの伸びはいくらか。

  1. 8cm
  2. 8.5cm
  3. 9cm
  4. 9.5cm
  5. 10cm

【解答&解説】

ばねに0.5Nの力を加えたときの伸びをx[cm]とおきます。

フックの法則より、ばねの伸びは加えた力に比例するので、

0.3:6=0.5:x

が成り立ちます。0.3x=3より、x=10[cm]・・・(答)が求まります。

ばね

【電気の例題1】

次のうち、電力の単位はどれか。

  1. アンペア(A)
  2. オーム(Ω)
  3. ワット(W)
  4. ワット時(Wh)
  5. ジュール(J)

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。その他の選択肢の単位は以下の通りです。

  • アンペア(A)=電流
  • オーム(Ω)=抵抗
  • ワット時(Wh)=電力量
  • ジュール(J)=電力量

なお、電圧の単位はボルト(V)です。これらは必ず覚えておきましょう。

【電気の例題2】

100Ωの抵抗に20Vの電圧をかけたとき、この抵抗に流れる電流はいくらか。

  • 100mA
  • 200mA
  • 1A
  • 2A
  • 10A

【解答&解説】

オームの法則より、電圧=抵抗×電流が成り立ちます。

20V=100Ω × 電流より、電流=20V÷100Ω=0.2A=200[mA]・・・(答)となります。

【電気の例題3】

消費電力800Wの電気ストーブを家庭用の100Vのコンセントで使用したときに流れる電流はいくらか。

  • 8A
  • 10A
  • 80A
  • 100A
  • 800A

【解答&解説】

電力=電圧×電流より、800W=100V × 電流が成り立ちます。

よって、電流=800W ÷ 100V=8A・・・(答)となります。

化学

化学では原子と物質の状態変化が頻出です。

【原子の例題】

Oの原子番号は8で、原子量は16である。次のうち、O2-のもつ核外電子数はどれか。

  • 6個
  • 8個
  • 10個
  • 14個
  • 16個

【解答&解説】

核外電子は原子核の周りにある電子であり、その数は電子的に中性な原子では原子番号と同じです。

よって、原子番号8のOでは核外電子数は8となります。

そして、O2-はOが電子2個を受け取った2価の陰イオンなので、核外電子数は8+2=10[個]・・・(答)となります。

【物質の状態変化の例題】

物質が液体から気体に変化したときに、変化しないものは次のうちどれか。

  1. 体積
  2. 質量
  3. 密度
  4. 体積と質量
  5. 質量と密度

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。物質が液体から気体に状態変化しても質量は変化しませんが、体積は大きくなります。また、密度は小さくなります。

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生物

生物では以下のような問題が出題されます。

【例題1】

次のうち、爬虫類はどれか。

  1. イルカ
  2. ナマズ
  3. カエル
  4. イモリ
  5. ヤモリ

【解答&解説】

正解は5・・・(答)です。イルカは哺乳類、ナマズは魚類、カエルとイモリは両生類です。

【例題2】

次のうち、進化に関してダーウィンが提唱した説はどれか。

  1. よく使う器官は発達し、あまり使わない器官は退化する
  2. 進化の主な要因は、突然変異が遺伝することにある
  3. 変異のある個体間で生存競争が起こり、環境に適応したものが生き残る
  4. 地理的な隔離によって種の分化が起こる
  5. 個体が後天的に獲得した形質が子孫に遺伝する

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。この説を自然選択説といいます。

1はラマルクの用不用説、2はフリースの突然変異説、4はワグナーの隔離説、5はラマルクの獲得形質の遺伝です。

地学

地学では以下のような問題が出題されます。

【例題1】

地震波に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. P波は縦波で、S波は横浪である。
  2. S波のほうがP波に比べて速く伝わる。
  3. P波は個体中ではも、液体中でも伝わる。
  4. S波は液体中は伝わらない。
  5. P波はS波より振幅が小さく、周期も短い。

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。ちなみにですが、P波が到着してからS波が到着するまでの時間を初期微動継続時間といいます。

【例題2】

地球の公転に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 地球の公転の向きと地球の自転の向きは同じである。
  2. 地軸は公転面に対して垂直ではない。
  3. 夏の真夜中の南の空には、オリオン座が見える。
  4. 冬至は、日周運動の経路が最も南にかたよる日である。
  5. 春分と秋分には、太陽は真東から出て、真西に沈む。

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

  1. ともに左回りです。
  2. 公転面は地球の公転の道筋が作る面のことです。地軸は公転面に対して66.6°傾いています。
  3. オリオン座が見えるのは冬です。春にはしし座、夏にはさそり座、秋にはペガサス座が見えます。
  4. 夏至は、日周運動の経路が最も北にかたよる日です。

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SCOAの社会の対策方法は?例題で解説

SCOAの社会では地理、歴史、公民から幅広く問題が出題されます。

社会は知ってるか知らないかが試される知識問題がほとんどです。

SCOAでは基本的に誤謬率が計測されないので、わからない問題は即座に勘で回答して次の問題に進むようにしてください。

※「SCOAは全部埋めるべき?誤謬率は計測されない?される科目もあるのでご紹介します」もぜひ合わせてご覧ください。

対策方法としては理科と同じく、SCOAの問題集を購入して知識の暗記・問題演習を積むしかありません。

※「SCOA問題集・参考書・対策本おすすめランキング2024!無料はある?全冊購入して検証!」もぜひ参考にしてください。

それぞれの科目(地理、歴史、公民)について詳しく解説していきます。

地理

SCOAの地理では気候、土壌、地形が頻出です。以下のような問題が出題されます。

【例題】

中国最大の都市である上海の気候は次のうちどれか。

  1. 温帯冬季少雨気候
  2. ステップ気候
  3. 温暖湿潤気候
  4. 亜寒帯湿潤気候
  5. 亜寒帯冬季少雨気候

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。温暖湿潤気候は大陸東岸に分布し、夏は高温多湿であるのに対して、冬は緯度のわりに寒くなりやすいです。

日本も北海道の大部分や本州の標高の高い地域などを除いてこの気候に属します。

上海

歴史

ほとんどが一問一答型の、選択肢が単語で構成される問題です。

※「SCOAは一問一答形式!どんな問題が出るか科目ごとに解説」もぜひ参考にしてください。

【例題】

織田信長と関係ないものは次のうちどれか。

  1. 楽市・楽座
  2. 刀狩令
  3. 関所の廃止
  4. 延暦寺焼討ち
  5. 長篠の戦い

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。刀狩令は農民一揆の防止と農民を農業に専念させることを目的とした豊臣秀吉の政策です。

公民

公民は政治・法学・経済から構成されます。

政治は政治制度や選挙制度、国際連合や国際機関が中心です。

法学は憲法分野がメインとなり、経済は経済政策や経済史が中心です。

日頃から社会動向に目を向ける習慣を持ちましょう。

公民の例題は以下です。

【例題】

2021年(令和3年)9月に発足した行政機関は次のうちどれか。

  1. 復興庁
  2. スポーツ庁
  3. デジタル庁
  4. 消費者庁
  5. 金融庁

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。デジタル庁は行政のデジタル化を進めるほか、社会全体のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するための司令塔としてつくられました。

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今回はSCOAの理科(物理・化学・生物・地学)・社会(地理、歴史、公民)を取り上げました。

中学・高校で学習した理科・社会の知識を大人になっても覚えている人は少ないと思うので、SCOAを受検予定の人は必ず対策をした上で本番に挑みましょう。

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