SCOA-C・事務能力検査とは?例題や対策本・問題集・記憶問題は?50分?

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SCOAにはSCOA-Cという事務能力検査があります。

SCOA-Cを導入している企業は比較的少ないですが、事務職を希望している人はぜひ対策しておきたいところです。

※「SCOA総合適性検査とは?対策方法や例題・試験の種類などを完全解説!」もぜひ参考にしてください。

今回はSCOAの受検回数=100回超・日本で一番SCOAについて熟知している私ナオトが、SCOA-C(事務能力検査)とは何かについて例題付きで解説していきます。

SCOA-C(事務能力検査)の対策に使える対策本(問題集)や記憶問題とはどんな問題か・試験時間は50分なのかなどについても解説します。

ちなみにですが、SCOAにはたった3時間の勉強でSCOAが通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上ものSCOA受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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SCOA-C・事務能力検査とは?例題で解説!記憶問題も

SCOA-C(事務能力検査)とは、事務能力を要求される社員の採用や配属にあたって、職務を遂行するうえでより具体的な能力を把握するための試験です。

SCOA-C・事務能力検査では以下6つの科目が出題されます。

  • 照合
  • 分類
  • 言語
  • 計算
  • 読取
  • 記憶

各科目について例題とともに解説していきます。

※「SCOA練習問題・例題124問無料!問題数日本一!言語・英語など全科目対応!」もぜひ合わせてご覧ください。

照合

照合はいわゆる間違い探しです。電話番号や住所などについて示されている文章が左右に与えられ、比較します。

間違いがない場合や間違いが複数個ある場合もあります。

【例題】

左右の文を照合し、異なる文字の数を答えなさい。

(1)(海岸で砂の城を作って過ごす)、(海岸で砂の城を作って過ごす)

(2)(クリエイティブリンク株式会社)、(タリエイディプリング株式会社)

【答え】

(1)1、(2)4

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分類

与えられた手引きによって言葉や数字を分類し、あてはまる番号を答える問題です。

【例題】

以下の手引きと、(1)〜(3)の文字が一致しているものを選びなさい。

12345
こひらだまかなみちまむぬれまかきねらふけ
りちんふねらすえうしきやむぬけいてまらり
ぬつえいえめつほろにらすにぬさおひけえち
きほちけろきけさつすえもせかいひみにいら

(1)せかいひ

(2)つすえも

(3)えめつほ

【答え】

(1)4、(2)3、(3)2

言語

いくつか与えられている語の中から、異なる意味合いを持つものを選びます。

対義語・類義語が中心で、単語を選ぶものや組み合わせを選ぶものがあります。

【例題】

次のものと同じ関係にあるものの組み合わせはどれか。

反抗/服従

  1. 効用/効能
  2. 努力/精進
  3. 著名/高名
  4. 創造/模倣
  5. 歴然/判然

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。反抗と服従は対義語の関係です。

創造と模倣も対義語の関係です。

※「SCOAの言語を完全解説!問題例・対策方法は?」もぜひ合わせてご覧ください。

計算

シンプルな四則計算に関する問題です。

【例題】

□にあてはまる数字は何か。

14×□+23=93

【解答&解説】

□=(93-23)÷14=70÷14=5・・・(答)となります。

読取

シンプルな資料解釈に関する問題です。

グラフの中で正しいもの・誤っているもの・情報から読み取れる内容を答えるなどの問題が出題されます。

【例題】

次のグラフはある会社の4〜7月における製品X・Y・Zの売上を比較したものである。以下の(1)〜(3)の問いに答えなさい。

4月5月6月7月
製品X120万円125万円118万円119万円
製品Y133万円128万円127万円141万円
製品Z153万円148万円124万円137万円

(1)製品Yの売上が一番多かった月はいくつあるか。

(2)製品Xの売上が前の月より減少している月はいくつあるか。

(3)製品X・Y・Zの売上の合計が最も少ないのは何月か。

【解答&解説】

(1)7月のみなので、1つ・・・(答)です。

(2)5月から6月にかけてのみなので、1つ・・・(答)です。

(3)各月の売上の合計は以下の通りです。

  • 4月:120+133+153=406[万円]
  • 5月:125+128+148=401[万円]
  • 6月:118+127+124=369[万円]
  • 7月:119+141+137=397[万円]

よって、正解は6月・・・(答)です。

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記憶

与えられた表や文章を記憶し、記憶したことをもとに問題に答えます。

当然メモはできません。

※SCOAとメモ用紙の関係については「SCOAで電卓・メモ用紙は使える?電卓は使えませんがメモ用紙はOKです!」をご覧ください。

【例題】

以下の内容はある会社の発注書である。記憶したうえで(1)〜(4)の問いに答えなさい。

阿部銀行オフィスチェア12台7500円
井田商店ワゴン8台4800円を4000に値下げ
宇野工業パソコン6台25200円の商品を33000円に変更
江川興産複合機2台37000円
小川建設シュレッダー4台4000円を3500円に値下げ

(1)阿部銀行からの発注の品は何か。

  1. パソコン6台
  2. ワゴン8台
  3. ワゴン12台
  4. オフィスチェア8台
  5. オフィスチェア12台

(2)江川興産の発注書に書かれていた金額はいくらか。

  1. 25200円
  2. 33000円
  3. 37000円
  4. 40000円
  5. 48000円

(3)25200円の商品を元々発注していた会社はどこか。

  1. 阿部銀行
  2. 井田商店
  3. 宇野工業
  4. 江川興産
  5. 小川建設

(4)3500円に値下げされた商品は何か。

  1. パソコン6台
  2. 複合機2台
  3. 複合機4台
  4. シュレッダー4台
  5. シュレッダー8台

【答え】

(1)5、(2)3、(3)3、(4)4

SCOA-C(事務能力検査)のおすすめ対策本(問題集)は?

SCOAにはSCOA-Cだけでなく、SCOA-AやSCOA-Fなど様々な種類があります。

※SCOAの種類の詳細については「SCOAは何問?100分で120問?SCOAの種類ごとに解説!」をご覧ください。

多くの企業はSCOA-CではなくSCOA-Aを導入しているので、本屋やAmazonなどで販売されているSCOAの対策本(問題集)もSCOA-Aの対策に特化したものが多いです。

※「SCOA問題集・参考書・対策本おすすめランキング2024!無料はある?全冊購入して検証!」もぜひ参考にしてください。

本記事の筆者はSCOAを日本一熟知するSCOAマスターなので、現在販売されているSCOAの対策本(問題集)全冊を以下の通り購入しましたが、『SCOAのトリセツ』以外はすべてSCOA-Aの対策に特化した対策本(問題集)でした。

※「SCOA-Aとは?対策方法と例題を科目別にすべて解説!」もぜひ参考にしてください。

SCOAの問題集

『SCOAのトリセツ』もSCOA-Aの対策がメインにはなっていますが、P277〜P294にかけてSCOA-Cのパートも用意されています。

『SCOAのトリセツ』はSCOA-Cの対策ができる唯一の対策本(問題集)です。

SCOAのトリセツ

『SCOAのトリセツ』は公務員試験指導歴36年の資格取得支援予備校であるLECが執筆している対策本(問題集)で、問題は500問以上も掲載されています。

解答・解説もわかりやすいので、SCOAを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひとも購入しておきたい1冊です。

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SCOA-C(事務能力検査)の試験時間は50分?

続いてはSCOA-C(事務能力検査)の試験時間にについて解説します。

「SCOA-C(事務能力検査)の試験時間は50分である」という噂がありますが、それは嘘なのでご注意ください。

SCOA-C(事務能力検査)の試験時間は各科目4分です。

上記でも解説した通り、SCOA-C(事務能力検査)では照合・分類・言語・計算・読図・記憶の6科目が出題されるので、試験時間は合計で24分(4分×6科目)となります。

企業によってはSCOA-C(事務能力検査)と合わせてSCOA-B(性格検査)も実施するケースがあります。

※SCOA-B(性格検査)の詳細は「SCOA-Bは性格検査!例題や試験時間などを徹底解説!」をご覧ください。

SCOA-B(性格検査)の試験時間は約35分です。

なので、SCOA-C(事務能力検査)とSCOA-B(性格検査)の両方を受検する場合の試験時間は24分+約35分=約59分となります。

SCOA-Cでは誤謬率が計測される?

SCOA-C(事務能力検査)では誤謬率という概念が導入されています。

事務作業にミスは許されないという考えに基づいているので、不正解の割合が大きいと、マイナス評価の要因になってしまいます。

誤謬率が計測される試験の場合、例えば10問の問題に対して、

  • Aさん=10問すべてに回答し、4問正解・6問不正解
  • Bさん=10問中8問だけ回答(残り2問は未回答)し、3問正解・5問不正解

だった場合、正解数はAさんの方が多いですが、点数はBさんの方が高くなることがあります。

SCOA-C(事務能力検査)の誤謬率が最終的な点数にどう反映されるかは非公開です。

ただ、公務員試験で事務能力検査と同じ趣旨に基づいて行われる「適性試験」の場合、「正解数-誤答数」で計算されます。例えば、

  • 【50問解答】45問正解、5問不正解の場合、45-5=40[点]
  • 【70問解答】50問正解、20問不正解の場合、50-20=30[点]

となります。

※「SCOAと公務員試験の違いは?導入する自治体が増えてる理由や参考書のおすすめ・合格ライン・ボーダーは?」もぜひ参考にしてください。

SCOA-C(事務能力検査)では正確性が何よりも重要なので、わからない問題が出題されたときは無理に回答しないようにしましょう。

誤謬率についてもっと詳しく知りたい人は「SCOAは全部埋めるべき?誤謬率は計測されない?される科目もあるのでご紹介します」をご覧ください。

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今回はSCOA-C(事務能力検査)とは何かについて例題を使いながら解説していきました。

SCOA-C(事務能力検査)の対策ができる対策本(問題集)は『SCOAのトリセツ』のみなので、SCOA-C(事務能力検査)を受検予定の人は必ず購入しておきましょう。

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