栃木県庁の特別枠ではSCOAの受検が必須となっています。
※「SCOA総合適性検査とは?対策方法や例題・試験の種類などを完全解説!」もぜひ参考にしてください。
後ほど詳しく解説しますが、SCOAは試験範囲がかなり広い適性検査なので、事前の勉強・対策は必須です。
今回はSCOAの受検回数=100回超・日本一SCOAを熟知している私ナオトが、栃木県庁特別枠のSCOAで出題される科目や問題例、受検方式などについて解説していきます。
栃木県庁特別枠への応募を検討している人はぜひ最後までお読みください。
ちなみにですが、SCOAにはたった3時間の勉強でSCOAが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で栃木県庁の内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSCOA受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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栃木県庁の特別枠とは?SCOAの受検が必須です
まずは栃木県庁の特別枠とは何かについて解説しておきます。
特別枠とは多様な人材の採用を目的に、民間企業の併願者など、多くの人が受検しやすいように設置された区分のことです。
栃木県庁特別枠の一次試験では、民間企業の採用試験でも使用されている基礎能力検査(SCOA)と論文試験が実施されます。専門試験がないのが特徴です。
※近年は選考フローにSCOAを導入する市役所や自治体が増えています。詳しくは「SCOAは市役所・自治体の導入多数!その理由や他に出題されるテストは?」をご覧ください。
二次試験は口述試験が行われます(詳細は後ほど解説します)
栃木県庁特別枠で出題されるSCOAはSCOA-AとSCOA-Bです。
SCOA-Aは受検者の学力を測定する試験で、言語・数理・論理・英語・常識の5科目が出題されます。
試験時間は一括60分で、問題数は全部で120問です。
SCOA-Aの例題は以下の通りです。
※SCOA-Aの詳細は「SCOA-Aとは?対策方法と例題を科目別にすべて解説!」をご覧ください。
【言語の例題】
以下のことわざを似た意味をもつことわざを選びなさい。
雨垂れ石を穿つ
- ローマは一日にして成らず
- 後足で砂をかける
- 一寸の光陰軽んべからず
- 前門の虎 後門の狼
- 馬の耳に念仏
【解答&解説】
正解は1・・・(答)です。「雨垂れ石を穿つ」は小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功するという意味です。
選択肢1〜5の意味は以下の通りです。
- 大きなことを成し遂げるには時間がかかるということ
- 恩義のある人に対して、損害を与えたり裏切ること
- わずかな時間でも無駄にはしてはならないという戒め
- 災難が次から次へと襲ってくること
- 人の意見に耳を傾けず効果がないこと
※「SCOAで四字熟語・ことわざ・漢字問題は出ます!例題とよく出る語句をご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
【英語の例題】
次の英文の空欄に入るものを1つ選びなさい。
We haven’t heard 【 】 news lately.
- few
- more
- many
- much
- large
【解答&解説】
正解は4・・・(答)です。「news」は数えられない名詞です。
英文の和訳は「私たちは最近ニュースをあまり聞かない」です。
※「SCOAの英語を完全解説!単語レベルや例題・対策方法は?」もぜひ合わせてご覧ください。
SCOA-Bは受検者の性格の特徴や思考の傾向を測定する試験で、以下のような質問が全部で240問用意されています。
【例題】
AとBの文を比べて、自分に近いほう、優先させるほうを選んでください。
A:グループで決めたことが自分の考えと異なっても、決して文句は言わない。
B:グループで何かをする場合、各メンバーの役割分担を適切に判断できる。
制限時間は35分です。
※SCOA-Bの詳細は「SCOA-Bは性格検査!例題や試験時間などを徹底解説!」をご覧ください。
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栃木県庁特別枠のSCOAの受検方式は?
SCOAには以下4つの受検方式が用意されています。
- マークシート(筆記試験)
- 自宅受検型WEBテスト
- テストセンター
- SCOA cross
栃木県庁特別枠のSCOAの受検方式はマークシート(筆記試験)となります。
マークシート(筆記試験)型のSCOAは鉛筆(シャーペン)と消しゴムのみで問題を解きます。
メモ用紙は試験当日にスタッフから配布されたものしか使うことができません。また、電卓の使用は禁止されています。
※詳しくは「SCOAで電卓・メモ用紙は使える?電卓は使えませんがメモ用紙はOKです!」をご覧ください。
SCOAに限らずですが、マークシート(筆記試験)型の試験ではボールペンの使用が認められていませんのでご注意ください。
マークシートに記載された回答を読み込むマークシートリーダーは近赤外線をセンサーから出して回答を読んでおり、鉛筆またはシャーペンに含まれている炭素に反応します。
ボールペンのインクはこの近赤外線をほとんど吸収しないため、回答を読みこむことができません。
SCOAのマークシート(筆記試験)については「SCOAはマークシート・筆記試験?PCから受検するWEBテスト形式もあります!」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
栃木県庁特別枠の論文試験・口述試験とは?
上記でも解説した通り、栃木県庁特別枠の選考フローは
- 一次試験:SCOA+論文試験
- 二次試験:口述試験
となっています。
一次試験の論文試験は表現力・論理性等について記述式による筆記試験となります。
文字数の制限は1,100字程度です。
ちなみにですが、令和4年(2022年)度の論文試験で出題されたテーマは「防災・減災対策について」です。
そして、二次試験の口述試験は口述試験Iと口述試験IIに分かれており、口述試験Iの試験時間は約40分、口述試験IIの試験時間は約30分となっています。口述試験IIは個別面接のことです。
職種=行政の口述試験Iの内容は、あらかじめ提示された課題について受検者1名当たり2分程度(1グループ5名程度)で企画提案をした後、受検者間で質疑応答などを行う集団試験となっています。
ちなみにですが、令和4年(2022年)度に提示された課題は「栃木ファンの創出・拡大について」です。
職種=総合土木の口述試験Iの内容は、「専門性アピールシート」に基づいて、これまで学んできたことや取り組んできた土木または農業土木の専門分野の内容と、それをどのように公務に生かしていきたいかについて、5分間のプレゼンテーションを行い、その後、試験員との間で質疑応答を行う方式による個別面接試験となっっています。
「専門性アピールシート」は一次試験の合格者のみが提出します。
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今回は栃木県庁特別枠のSCOAについて解説していきました。
栃木県庁の志望者は面接対策だけでなく、SCOAの対策も入念に行いましょう。